Lyric

蒼い闇の中をくぐる宇宙船に

世界を救うために選ばれた僕ら二人

もう二度と帰れない旅

それを知りながらさ

君と生きていく未来を僕は探していた

君が静かにただ唐突に

微笑みながらただ恍惚に

最後にしたいこと微かに呟いた

「今すぐあなたと結婚して」

「ここで二人だけの式を挙げ」

「全宇宙から祝福を受けるの」

僕は生まれてきた意味が

ここで結ばれると分かった

繋がれた線を引き抜いて

丸めて指輪に見立てた

僕ら二人を死が分かつまで

幾億年先もそばにいるよ

神様　神様

朝が訪れるように明るくなり

空々しくも旅の終わりが近づく

熱を帯びいま赤方偏移

秘密の隠された操縦桿

最後の賭けがなにかがさ分かった気がした

妻とこのハンドルを握って

奇跡を信じてる延長線

宿命が運命に変わっていくよ

静寂の向こう側で聞こえた「今までありがとう」

燃え上がるすべての中

心臓まで溶け始める

重ねてる手の指を絡めて握り合う

「僕らまだ生きていく」

流れ溢れる涙の

雫が真上に落ちていく

有り余るこの幸運を

使い果たす軌跡と航路

いつか素敵な指輪を左手に贈る流れ星に願いを

さよなら　さよなら