歌詞

目を閉じれば

夕に咲く

花の香に泣く

想いは独り占め

渡すことの

ない手紙の文字は

風に舞って

どんな言葉を

尽くしたって

君のハートに

刺さる棘は抜けない？

黄昏れに輝く

白線を踏み歩いた

伸びた影が

怖いことに

気づかないでね

痛いの見せてよ

僕が飲むからさ

こっちを見てよ

君は顔上げた

「空に空いた

穴はなぁに？」

「あれは月だよ」

言葉を探しては

食べ足りない

自分に困ります

疑問符から

取り出した願いは内緒

愛しい気持ちだけ

触れ合う指先に

流れ込んでしまえ

懐かしそうな

顔してると

胸が騒めくから

目を逸らすの

猫かぶりな君の

不自然な鼻歌が

閉じたふたつの世界

混ぜてゆくみたい

もう少し

近ければ

聞こえていたかな

その言葉が

君が振り返る

いつのまにか

綻んだつぼみにキスを

仕草はぎこちなく

「儚いもの」なんて、

耳塞いだ

雨が降って

眠れぬ夜が始まるけど

無邪気な顔見たら

星の眠る今宵

君と僕の

ふたり占めね