Lyric

そぼ降る雨

人混みを避けた地下鉄

滑り込んだ最終

行き場のない風が吹き抜け

今日がそっと昨日に変わる

指でなぞる言葉は空っぽのまま

心の中を満たしていく

ここにいることの証明

もつれた電子の海に揺蕩う

繰り返す悲しみと紛れもない喜びの間

片目に涙さえ浮かべないで

ここで歌うだけ

鼓膜へと伝わる振動も

夜空声

放たれていく

分解と再生繰り返してあなたの元へと行こう

この声は聞こえてる？

言葉よりも確かに

計算し尽くした

自信がない振りをしていた

色合わせる為

行き場のない意思が還って

今日もそっと積み重なってく

何処かの誰か残してった砂の城

波は知らん顔して攫う

生きてきたことの証明

命数え終わるまでしよう

繰り返す同じこと未だに今日も学ばないまま

一人歩く道に安心していた

ここで歌わせて

鼓膜へと伝わる振動も

夜空声

放たれていく

分解と再生繰り返してあなたのことを探そう

この声を辿ってく

言葉よりも遥かに

武器はとうに置いた

決め打つのは重なる二つの声

踠いて脱する現在（いま）を

夜超えて陽を見るまで

食べられぬように

Q.E.D

繰り返す悲しみと紛れもない喜びの間

彷徨い

染め尽くす藍色は汚れのない心を蝕む

「起きてよ」

引き戻されては分解と再生繰り返して

あなたの元へと行こう

この声が聞こえたら

僕等二人、夜空遠くに散っても

共鳴するよ今夜