

ぼくらは何を“みんな”と呼ぶのだろう
丸く囲んだ机の上の
切り取られた一部を
世界の全部と呼ぶのだろう
招かれなかった声は
存在しなかったことになるの?
見えないものは ないことにできる
そんな魔法が ほんとにあるの?
多数派って 何人からだろう
民意って どこまでがだろう
光の当たる席に座れなければ
その意見は 空気にもなれないの?
“国民”って 誰のこと?
“みんな”って どこまで?
ドアの内側だけで
完成する答えなんてあるの?
反対も 賛成も
同じ空の下にあるのに
切り分けた真実で
未来を語れるのかな
与えるとか 減らすとか
数字はきれいに並ぶけど
その前提を疑う声は
どこへ置き忘れてきたの
ぶつかり合うからこそ
言葉は熱を持つのに
あらかじめ温度を決めた議論は
ただの確認作業じゃないの?
静かな部屋ほど
大事なことが消えていく
波風を立てない優しさが
時々いちばん残酷だ
名前だけが立派な夜に
ぼくらは問いを灯す
呼ばれなかった声の分まで
ここで考え続ける
“国民”と名づけるなら
境界線を引かないで
対話って 本当は
ぶつかる勇気のことじゃないの
- 作詞者
ナカケン
- 作曲者
ナカケン
- プロデューサー
ナカケン
- ギター
ナカケン

ナカケン の“名前の無い会議”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
名前の無い会議
ナカケン
『ナマエのないカイギ』
“みんな”とは誰のことだろう。
“国民”とはどこまでを指すのだろう。
光の当たる場所で交わされる言葉の裏側に、
届かなかった声は存在しなかったことになるのか。
本作は、対話や民意という言葉の意味を静かに問い直す、
哲学的オルタナティブ・ロック。
静かなAメロから感情が解き放たれるサビへ。
内省と衝動が交錯するサウンドは、
聴く人それぞれの“立ち位置”を浮かび上がらせる。
これは答えを示す歌ではない。
問いを、灯し続けるための歌だ。



