滅私奉公のジャケット写真

歌詞

老いが老いを支える

Kine Lune

震える手で スプーンを持ち もっと震える 口元へ運ぶ

どっちが支えで どっちが縋(すが)る側か 鏡を覗けば 似たような影が二つ

腰の痛みと 膝の軋みを 湿布の匂いで 誤魔化し合う

「ごめんね」と 言うあなたの声も 聞き取れないほど 耳は遠くなった

老いが老いを 抱きかかえる時 重力だけが 残酷に増していく

老いが老いを支える 崩れそうな積み木 明日には二人 倒れているかもしれない

絆というより 縺(もつ)れた糸だ 解く気力さえ もう残ってない

台所の火を 消したか忘れて 二人で何度も 確認しに行く

薄暗い部屋 冷えた手を取り 「まだ大丈夫」と 嘘を握りしめた

老いが老いを支える 終わりを待つ二人 社会の時計から 取り残されたまま

愛しているから 地獄へ誘う あなたを一人 残していけない

夜が深まる 重なる呼吸 どっちの鼓動が 先に止まるだろう

  • 作詞者

    Kine Lune

  • 作曲者

    Kine Lune

  • プロデューサー

    Kine Lune

  • ボーカル

    Kine Lune

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