Lyric

東京の風はどうしてこんなにも冷たいの

ビルを抜けて行ければ あの頃の

僕も乗せて吹くのさ

かじかむ手をポケットに入れて

君の手も同じかな　鼻先も赤いかな

足取り重く　寂しいな

この夜だけは 僕のものにさせてくれよ

マフラーがふたりを抱きしめる

街角で照らされている

君の滲んだ横顔を

いつまでも見てた

東京の街はどうしてこんなにも行き交うの

木々が光り輝く

黄色い絨毯の上で一緒に

東京の風はどうしてこんなにも冷たいの

ビルを抜けて行ければ

あの頃の僕も乗せて吹くのさ

瞼の裏から覗き込む

一人では拭えないならば

代わりに指でなぞるから

溢れないように

東京の空はどうしてこんなにも知らないの

ビルを抜けて隙間から

あの頃の

僕が見ていた光が

東京の風はどうしてこんなにも冷たいの

ビルを抜けて行ければ

あの頃の僕も乗せて吹くのさ