歌詞

滴が空から落っこちて

溢れてこないのが不思議で

合羽を着るのは嫌いで

傘は逆さまにするもので

買ったばかりの靴を履いて

二人の遊びを考えた

花を咲かせ弾め水たまり

望むものなど何ひとつなかったあの頃には

夢の中で誰も気づかない

風邪もまだ知らなかった手に引かれ

熱のわけを歌にできたら

手拍子くらいならくれたかな

写真もないし

同じ場所もないし

食べて生きるなら足んないな

思い出話

花を咲かせ弾め水たまり

望むものなど何ひとつなかった

何ひとつなかった

夢で撒いた種は育たずに

枯れることもないまま朽ち果てた

何を恨めば

誰を憎めば

一つの傘で歩けましたか？