歌詞

西陽が差し込む がらんとした部屋

君が選んだガラスの風鈴が

開けっ放しの窓辺で チリンと鳴った

まだ君の匂いが する気がして…

「この音、涼しげでいいね」って はにかんだ横顔

そうめんを茹でる音と テレビの笑い声

ありふれていたはずの あの夏の午後が

今は手の届かない 映画のワンシーンみたい…

分かってるんだ もうここには

君はいないってことくらい…

風が吹くたび 振り返ってしまう

君が「ただいま」って帰ってきたみたいで…

短い音の余韻だけが 静けさに溶けていく

馬鹿だね… もういないのに…

まだ君を待ってる

季節は巡って また夏が来たけど

私の時間だけは あの日から止まったまま

この風鈴を外せずにいるのは

君とのすべてが 消えてしまいそうだから…

風が吹くたび 振り返ってしまう

君が「ただいま」って帰ってきたみたいで…

短い音の余韻だけが 静けさに溶けていく

馬鹿だね… もういないのに…

まだ君を待ってる

チリン… また風が鳴らした

君もどこかで

この夏の音を

聴いているのかな…

チリン… また風が鳴らした

君もどこかで

この夏の音を

聴いているのかな…