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2106年、名古屋の地下音楽シーンから生まれた4人組ポストロックバンド、japanese riceball。そのサウンドは、american footballやBraidといった20世紀後半のエモの繊細さと、21世紀初め頃のThe cabs、LOSTAGE、faraquetのようなポストハードコアの激情を併せ持つ。複雑なギターフレーズの絡み合い、変拍子を多用した予測不可能な展開、そして静寂と轟音を行き来するダイナミクスは、聴く者の感情を静かに、しかし確実に揺さぶる。 バンド名は、メンバーが敬愛する3つのフットボール(American、Japanese、Chineseの各football)と、日常にあるささやかな幸福の象徴である「おにぎり(Riceball)」を組み合わせたもの。その音楽性にも、フィールド上の戦略的な美しさと、ふとした瞬間に感じる切なさや温かさが同居している。 22世紀の高度にデジタル化された社会において、彼らはあえて生身の人間が持つ感情の機微を、あくまでストイックなアンサンブルで表現し続けている。