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今年も、NOWの季節がやってきた。2003年の衝撃的なデビューから今回で8回目。CDだけでは飽きたらずNOWの「追っかけ」を始めた私も、気がつけば6年が過ぎていた。その間、リハーサルはもとよりゲネプロ、本番、東京公演が始まってからは大阪との両公演とお付き合いをさせていただいている。何が自分をそこまで動かしたのか?それは、NOWの演奏をお聴きいただければすぐに理解出来ると思う。
そこにあるのは、まさにジャンルを越えた音楽への真摯な姿勢と吹奏楽への純粋な愛情に他ならない。多くの吹奏楽ファンがこの演奏を聴いて今までの吹奏楽に対する「良い演奏はこうあらねばならない!」という、ある意味、偏った狭い世界での概念を変化させたのではないだろうか?NOWの手にかかると、名曲や古典作品はもちろん、どんな小品や教育的作品までもが一瞬にして光り輝き躍動し始める。それは、あたかも新緑の若葉の頃の爽やかな風。吹奏楽と深く関わってきた私だが、NOWの演奏は私にとってそれまでの常識や迷いを一瞬にして爽やかな風に変えてくれる一服の清涼剤のようなものだと思う。そして年に一度、私のわがままを温かく迎えてくれるメンバーとこの時間を共有出来ることこそが至福の瞬間であり私にとっての「音楽」そのものだ。
~最大限の敬意と感謝を込めて~
建部知弘 (作曲家)
交響楽団奏者達によるスペシャル吹奏楽
Brain Music