Lyric

ひらり ひらり 舞う花のように

風にのせて 遠くまで

彼方目指す 夢追い人よ

日の丸を背に 立て

嗚呼

この手で掴むために

旅に出ると そう決めた

雨が降れど 風雪(かぜゆき)吹けど

揺るがぬ 心溢れ

広がるその景色は

何もかもが 新しくて

袖に残る 故郷(ふるさと)の香(か)を

胸に はためかせて

未だ見えぬ あの山の先

たとえ険しくあろうとも

進んできた蕀(いばら)の道が

想い強く させるから

高く 高く そびえる岳に

胸を張って 挑んでゆけ

遠く馳せたあの行先(ゆくさき)へ

もっと近づけるように

決して 決して 曲げぬ想いを

堅く 握る その手に込めて

一期 一会 のその出会いを

深く 心に刻め

さくら さくら 弥生の空に

鈴(りん)と 馳せて 咲き誇れ

夢追い人の 希望に照らす

その道標になれ

朱き 朱き 日の丸の都(と)に

焦がれ 焦がれ 昇る燈(ひ)よ

宵に響く 祭囃子の

鼓の音 彼方へ届け

ひらり ひらり 舞う花弁が

夢追い人の頬に伝う

辿り着いた日昇る都で

その名を地に刻み込め

嗚呼