歌詞

遠くを見た私の瞳と 底を向いた貴方の瞳が

愚かで堪らなくなって 水面が眩んだ

願いが叶わないのならば 祈りがすべて無駄なのならば

鐘の音は聴こえないんじゃないの 嗚呼

愚かなジェミニ

十字架の街の人々が 「彼らは救われない」と言った

身を滅ぼす悔いの念に 取り憑かれないように

湖の畔で徒花を数えては思い詰めていた

宵の口 月暈なんて誰にも見えないね

さみしい さみしい さみしい さみしい さみしい

「さみしい?」「さみしい」 さみしいわ

さみしい さみしい さみしい さみしい さみしい

「さみしい?」さみしい?

愛してよね

散々な人生なんて幻想 愛に溺れてる

さみしい さみしい嘘で酔わされるわ

最愛に置いていかれた私は藍の棘

さみしい さみしい夢を見させて

私のジェミニ

足りない世を生き抜くよすがになってジェミニ

ただこの夜が明けないでほしいと祈るのは強欲ね

睡蓮が語りかける 「飾らず生きろ」と

愚にもつかない話ばかりで退屈な夜が続いてる

悲しいね 瓜二つの名残で終わってしまった

さみしい さみしい さみしい さみしい さみしい

「さみしい?」「さみしい」 さみしいわ

さみしい さみしい さみしい さみしい さみしい

「さみしい?」さみしい?

愛されてもいないのにね

黎明にぜんぶ叶えたら 哀に溶けるはず

さみしい さみしい電飾に泣きつけば

下らない戯言に取り憑かれているの

さみしい さみしい星みたいな

愛しのジェミニ

泡になって消えるんだね 私のジェミニ

礼賛の接吻だけね 愛しのジェミニ

可哀想だなんて云わないで

あのとき 私は幸せだったんだ！

散々な人生なんて幻想 愛に溺れてる

さみしい さみしい嘘で酔わされるわ

最愛に置いていかれた私は藍の棘

さみしい さみしい悪魔になるのよジェミニ

運命に瀆されても影に堕ちてゆく

いずれ最低なゲヘナに春が来て

水面は鐘の声で澄んでゆくのでしょう

死ぬ迄は夢を見させて

私のジェミニ

どうか足りない世を生き抜くよすがになってジェミニ