ムーンパレスのジャケット写真

歌詞

ムーンパレス

Nu:ll

真夜中、揺れるカーテンに

透けて映った半透明な東京

霧の中に街は沈んで

海の底を流れてる

赤い光の川が眩しい夏

ああ現実から逃げ出す

とりあえず酒でも飲もうか

もう随分遠くまで来た

現実が追ってくるもんか

あぁ鏡に映った腑抜けが

人類史の最先端

あぁなんてことだ僕は失敗作

きっと今日眠れないや

もう朝だ

何もしてないや

歩き出すにも

行く宛が無くて

頭の中の世界に逃げ込む

壁にかかるカーテンさえ

どっか行こうと風に揺らぐのに

さあどんな詩を書こうか

言いたいことも底をついた

ただ徒然なるまま日暮らし

とりあえず1日を書いた

「まず夜が来て目を覚ましたら

ダラダラ過ごし朝になる」

あぁポエムにしても尺が余るほど

何もない毎日だ

あぁ膨らんだ妄想を枕にして

罪悪感にくるまって眠ろう

明日は恥を羽織って外へ出ようか

灰の色の眼鏡で世界を見よう

ではいつかまた何処かで

何千年か旅に出ます

あと何回息が吸えるか

あと何回脈が打てるか

今確かにある世界の全ては

厚みを失くし過去になる

ほらどんな悲劇も時間に溶ける

なんて素晴らしい世界だ

  • 作詞者

    Johann

  • 作曲者

    Johann

  • レコーディングエンジニア

    Tatsuki Kamiya

  • ミキシングエンジニア

    Tatsuki Kamiya

  • マスタリングエンジニア

    Tatsuki Kamiya

  • ボーカル

    HIZIRI

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