Lyric

いつのまにかボクを染めてた

君によく似たこの仕草

鏡越しに思い起こした

笑うその顔は晴れ模様

湿った雲　透明な空

ボクに似てて泣き虫だね

君が空をふと見上げた日

ボクが知らない青になる

嗚呼　滲む暁光

ツバメがまた低く飛んでる

ひんやり濡れた恋衣

仕舞いたくないのは何故？

頬に落つ雨やかくれんぼ

授かったこの手やぬらりくらり

千歳を謳うわがままな空蝉を

また探してね

どうか今日も明日も晴れますやうに

いつかのどこかで逢えますやうに

ただずっと君うつつの境で

声枯らし続ける

涙の数　数えてるのも

そうかボク一人だったんだね

遠い遠い誰かに向けた

一夜無縁の音の文

はじめまして青色の空

どうぞこれからよろしくね

あなたここにいるってことは

君はどこかで幸せなんだろう？

『どこにもいない どこにもいない

探せどもそれは やまない雨

出逢いも過ごした日々も特別だった

外れない 重たい枷』

『あなたと交わしたあの約束が

あの日々の全てだったから

「生まれ変わってもまた会おうね」

そんな歌を今は歌っている』

暗い部屋で考えてた

もしも夢だったら

『さよならとはお別れをしたんだ

書き綴れば残せるでしょう？

どこかで降りやまない雨を

今日も晴れ渡る空に想いを馳せた』

ガラスの向こう吹流しの

艶姿に目を瞑った

『知らず芽吹いた新しいつぼみに

またひとつだけの名前をつけて

いつまでも咲き誇るように

今日もどうしようもなく 夢を見た』

嗚呼　見たことない鳥達

高く輪を描いてる

袖の湿り切った召し物と

夢心地にサヨナラ

頬に落つ雨やかくれんぼ

授かったこの手やぬらりくらり

過ぎ去れば今日はハレ時々ボクを

思い出してね

君は太陽のやうに眩しかった

君がいない世界が苦しかった

ただずっと君うつつの境で

声枯らし続ける

どこかの君へ届くやうに