nichijoのジャケット写真

歌詞

scrap

hawk

ポンコツの割にはここまで

よく走って来れた方だと思ってる

いくら走らせても見えるのは

ついさっきまで見てたような街灯

確かに前に進んでたつもり

だが思ったより縮まらない距離

平日8時間の仕事の後

こいつでドライブはちょっときちいぞ

フロントガラス越し

見える冴えない顔に今日も労うコーヒー

雨粒がたまる目の前

下手くそなメロディとワイパーがかき分ける

酒じゃなくこんな自分に酩酊

誰よりもこの声にときめいている

ゴールは見えて来んのに全然

着くまで走り切ると決めている

何キロ走らせても同じような景色

口ずさむメロが俺を飽きさせない

寄り道できるほど器用じゃない

分岐なし直線ただ道なり

気付かぬうち傷つき凹み

背中に描かれた見えない落書き

修理代もバカになんねえのに

乗り換えろって普通の生活ってやつに

でもできないのはなんで?

何年とか何遍とかじゃない一途な愛です

あの日憧れちまったボロのくせに

やたら「好き」だけ詰めたトランクに

ぎこちない握り方 自信のない姿勢

外れるキー 冷めないやる気

少しずつこいつに慣れてきたとこ

愛着ってやつが一番タチ悪い

もうやめたい時なんか腐るほどあるただ

好きでしゃーねーから未だ止まんねえ

走れなくなる。遅かれ早かれ

でもまだ「ハイシャ」になるつもりはねえ。

何キロ走らせても同じような景色

口ずさむメロが俺を飽きさせない

寄り道できるほど器用じゃない

分岐なし直線ただ道なり

  • 作詞

    hawk

  • 作曲

    wicstone

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hawkの1stフルアルバム。
自身が所属するクリエイターチームの名前からとり、テーマを『日常』に絞り込み自身の何気ない日常の感情の切り取りと少しのルーツを歌詞に変換している。また今回はアルバムを通じて多様なジャンルを選択。メロディアスなラップと一度聴いたら離れないフックが得意な彼ではあるが、現在同じ徳島のシーンで切磋琢磨している仲間たちのboom bapの影響を受け、Boom bapにも挑戦している。自分、仲間、家族、仕事、音楽。全てにスポットライトを当てた作品。過程(家庭)と結果どちらにも拘り続ける彼のアルバムは必聴だ。

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