歌詞

用もねえけどおかあの買い出しについて行く

エンジンは切らず1人車に残る

窓から消えそうなオレンジ色の夕方

当時小一覚えたオレンジレンジの歌詞

ブラウン管の向こう歌ってるスターたち

今思えばやっぱ憧れてたのかもしれない

好きな子もいたあの日のカラオケで「上手い」なんて言われなきゃこの恋も諦められたのにな

ケツから２番目の期末テスト

バレー部の俺よりバレーがうまかったサッカー部のあいつ

スマブラならあいつパズドラならあいつ

俺の代名詞って一体何？

「これしかない」すらもない無色透明

から一滴ずつ染み付いていつの間にか取れねえ

今日も何色が似合うかあてがう鏡の前

やっぱ俺にはこれが一番しっくりくる

また新しいメロディが

今日を書き留めたくなる

クソなプライドに　ただride on beats

まだ鷹にはなれない鳶

消さないでこの音

失いたくないんだ音色

空きのないパレットの中

答えを探してる

安定した手取りの代わりに不安定なメンタル

老害ども、手出さなきゃ何してもいいと思ってる

わずかな休憩で慰めてもらった仮眠室

死にたくなる気持ち必死に誤魔化した

たった二駅分だけでいい一緒にいたい

始発と終電いつでも隣はお前だった

10年近くたった今じゃ両隣は埋まったが

1番の話相手は相変わらずお前だ

自分の境遇と重なった先人の歌詞

パチモンのAirPods、鴨川の街

端でバカにしてた「夢」とか言い出す奴

橋にもたれうずくまる「ごめん。俺も見たい」

気づきゃ何色かも分かんねえ絵の具で書き殴った

ずっと同じキャンバス乾いては塗り足す

触ると少しだけ感じる凹凸と積み重ね

きっと間違ってない俺の塗り方で

また新しいメロディが

今日を書き留めたくなる

クソなプライドに　ただride on beats

まだ鷹にはなれない鳶

消さないでこの音

失いたくないんだ音色

空きのないパレットの中

答えを探してる