歌詞

暗がりを背に立ちすくむ

照らされた顔に消えぬ影一つ

「あなたも僕と踊りませんか」

誘うのは誰

空蝉にあらずとも

待てど暮らせど高まる微熱

胸の内側しかと炙る

この火焚べたら

気付かぬうちに

行方知れずでしょう？

「あなた」という枷

さぁ狂乱の手をとって

ここは誰も拒まぬ理想郷

他人の目は一つも見えちゃいないだろう

最高頂の昨日なんて

今宵知ればありふれた光景

御覧、この戸を叩いて

覗いた本能を

抗いもせずみんな

流されていくの

一人きりを嫌って

それでも終ぞ叶わなかった

失うのは何

虚な目に尋ぬ

待てど暮らせど

終わらぬ眩暈

されどめれんな場が誤魔化す

先刻すらも覚えちゃいない

踏み外すなら

愉快な地獄へ

さぁ混乱が弧を描いて

手招かれた先の狂騒は

日の光すらも

掻き消えるほど

際限なく続いていて

どうせ一度堕ちれば染まっていく

出口も探さずに

さぁ狂乱の手をとって

ここじゃ全て見果てぬ理想像

誰の目もまともに見えちゃいないだろう

最高頂の熱を持って

焼き付かれた頭は依存症

ブレる視界で踊って

爛れた理性ごと

狂ってしまったらもう遅い？

止まってしまったら生きれない

こわいながらもさぁ通りゃんせ

狂ってしまったらもう遅い

壊れてしまわなきゃ生きれない

痛み辛みも眩む程の光で

(Euding)