歌詞

僕の内緒のはなし

優しい子供と人形のおはなし

白い 白い 雪の華と

きらり 浮ついた聖夜に

抱き上げた 優しい瞳は

艶やかに染めた色彩

朝も日暮れも 月夜も 隣で

星の海に 願いを込めて

歌う 御伽噺

夢の話

一度(ひとたび)手を伸ばして

熱を宿せたら

鳴り続く鼓動も

変わりゆく体も

等しく抱きしめたい

一度声に乗せて

言葉が届くとしたら

くだらない話も

永久(とこしえ)の誓いも

憧れのまま

ひらりひらり なびく髪と

少し大人びた花顔に

長く置かれた造り物

1人思い出馳せる

広い部屋

誰かが来た日

妬みを知った日

楽しそうに

寄り添う2人

横に僕はいない

「もういらない。。？」

一度手をかざして

時をなぞれたら

抱き上げた瞳も

色づいた世界も

知らずに生きられたら

二度(ふたたび)頬に触れた

陽だまりの中で

変わらない声(ねいろ)と

懐かしい匂いは

いつまでも宝物

一度もこの体が

熱を宿せなくても

「大好き」の言葉と

白銀(しろがね)の指輪は

ただ 黄昏の中

僕の内緒のはなし

優しい家族と人形のおはなし