歌詞

たくさんの色が咲くテーブルで

あなたと二人　季節を味わう

苦くて嫌いだった菜の花も

小さな幸せになっている

昔　煙たかった会話も

今は最高のスパイスで

並びすぎた野菜たちは

ひとつひとつが

温かくてくすぐったい優しさで

「張り切ったね」と言ってしまうのを

そっとぎゅっと堪える

あと何色　二人で重ねられるだろう

一面の黄色い絨毯を

あなたと二人　そっと味わう

次はどこへ行こうか

やだなぁ　次がないなんて言わないで

昔　大きかったあなた

今はどうして小さく見える

今は食べられる菜の花

ひとつひとつが

大きくなった証で

「どう作るの？味付けは？」と聞くだけで

話がぱっと弾む

あと何色　二人で重ねられるだろう

もっと早く気づいて

同じ目線で居られたら

声と声で話せたら

並びすぎた野菜たちは

ひとつひとつが

私たちを結ぶ カラフルな糸

今はこれしか出来ないけれど

噛み締めて言うよ

「ありがとう」

あと何色　二人で重ねられるだろう