Lyric

儚く咲いた花は 彩(あざ)やかな色を遺していくの

私はその色に化(か)わる

まるで仮面蕾音(カメレオン)のような人

揺れる月明り 寂しさに華添え

唇(くち)は嘘化(ば)かり 本音は瞳の奥に

曖昧なこの日々に

本当の私は何処にいる？

透ける苦笑い 善人なフリをしてさ

フィクションのような夜咄

スプーン一杯で飽きるわ

嗚呼 相対はそぐわない感情に引きずられてく

誰も見つけられない

誰もさらけ出せない

二つの顔がせめぎ合い 隠す

素晴らしき世界とアイロニ

瞼に色を燃やすけれど

その仮面(メイク)を剝がせないまま

涙は決して見せない 嫌々

身にまとった装飾(アクセサリー)が

境界線を張り巡らせていく

いつの日か そう

本音と建て前

演じて化(ば)ける癖

私は偽り? 鏡に問いかけてみる

存在はそうエゴだって

懸命に生きていたいだけ

夢は夢であるように

大人びた台詞化(ば)かり

誇りだったものは埃になっていく

素晴らしき世界とアイロニ

美しさはくすんでいくだけ

ありのままを認めるなんて

化(ば)かみたいな愛 嫌々

放り出した虚しさだけが

私の仮面(メイク)を剥がしてくれる

建て前化(ば)かりで生きるこの世界に