Lyric

仕事帰りに行きつけのバーに

吸い込まれて歩いてった。

客はほとんど乱れたスーツで

肘をつき手にはソルティ・ドッグ

今夜はやけに人が多い。

金曜日の19時になった頃だ。

俺と同じ仕事帰りの奴が

ごろごろ居て困っちまうよ。

俺はこいつらとは違う。

人と駄弁りながら飲む奴じゃない。

ただ一人で黙って酒を楽しむ。

雰囲気はいつも俺が作ってる。

次々と客がやって来るが

それは皆女と飲みに来た男。

ほんと楽しそうで何よりだ。

始めの一口を飲む。

なにこれ！

疲れが飛び散るよ。

心の中はハイ。

酒の力を借りて。

もうどうでもいいよ。

みんなで踊ればいい。

完璧な自分を求めず

楽しく生きていけ。

酔いが回れば見てみりゃいいのさ。

昨日の俺は楽しんでたか？

明日と日は変わり続けている。

昨日の俺より楽しめばいい。

地球が回れば見てみりゃいいさ。

昨日の世は楽しんでいたか？

時の針は進み続けている。

悔いのない一生にすればいい。

現在の時刻は午後一時で

玄関の床で寝ていた。

頭痛が激しく目眩もするが

腹が減ったからパンを食べる。

昨日の記憶はあまりないが

少し楽しかったような気がする。

順を追って説明出来る程

細かいことは覚えていないが。

気分が落ち着いてきた。

頭痛はあるが目眩はしないな。

今日が土曜日の休みで一安心だ。

残ってる仕事も何もない。

少し眠くなってきたころだ。

やることもないし少しだけ眠ろう。

夢の中でも酒は飲めるかな。

昨日の続きみたいに。

なにこれ！

幸せが溢れる。

心の中はホット。

誰よりも楽しんで。

もう一度でいいよ。

今だけでも楽しませて。

みんなで踊らせてくれよ。

楽しく生きればいい。

自分の気持ちに素直になれば、

必ず人寄ってくるよね。

あやふやな回答はなしでいい。

確かな気持ちだけで生きていけ。

この世は完璧が全てじゃない。

長所も短所もあるからいいんだ。

助け合えばいいだけの話で、

酒を前に語り合えばいい。