

六月が 地図を塗りつぶしてゆく
窓の外側で 雷鳴が数値を書き換えた
遺された栞(しおり)は 色を失って
本棚の隙間で ただ静かに眠っている
レンズの奥に 閉じ込めた景色は
体温を持たないまま 凍りついている
「定義」と呼んでいた あの日の線画も
インクの溜まりに 少しずつ溶け落ちていく
名前のない星座を ひとつ灯(とも)そうか
高度を上げて この閉鎖空間から脱出を
大気の層を抜けて 届くはずのない信号
輪郭を失くしたまま 雨の路面を踊る
重力を忘れて ただ独り踊る
水銀柱が ゆっくりと下降する
呼吸のたびに 白濁していく空気
雲が鉛色に 空を閉ざしていく中で
僕らはただ 降り止まない雨の観測者だった
真空の果てで 音が死滅していく
指先は まだ熱を追いかけている
名前のない星座を ひとつ灯(とも)そうか
高度を上げて この閉鎖空間から脱出を
大気の層を抜けて 届くはずのない信号
輪郭を失くしたまま 雨の路面を踊る
重力を忘れて ただ独り踊る
- 作詞者
石田 道子
- 作曲者
石田 道子
- プロデューサー
石田 道子
- ボーカル
石田 道子

ツクヨミ - 月詠 の“雨に濡れる星座”を
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雨に濡れる星座
ツクヨミ - 月詠
ツクヨミ - 月詠による、雨に濡れた夜空と紫陽花の風景を描く叙情的なワルツ。名前のない星座に想いを重ねながら、孤独と希望の間を静かに歩く心情を、透明感のあるサウンドと詩的な歌詞で表現したオリジナル作品です
