歌詞

のれん越しの面影

ノレンくぐる　かたのさむさに

しみるさかばの　あかりひとつ

あなたときたひが　むねをよぎり

なみだこらえて　いすにすわる

バンシュウのかぜ　ミナトをなでて

あのひのことば　またゆれる

ワカレをつげた　せなかのかげを

よいのぬくもり　いまもおう

ひとりのさけに　うつるえがお

ありがとうさえ　いえぬままで

くちびるかすかに　なまえよべば

ノレンのむこう　ゆめがゆれる

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酒場の灯りに、かすかに揺れる想い。
のれん越しに見えた面影が、今も胸を離れない。
女性ボーカルが切なく歌い上げる、別れと未練の物語。
ピアノと三味線を思わせる旋律が、懐かしさと哀愁を包み込む。

― 「あの夜のぬくもりが、まだこの胸を離れない。」

Hiroshima Enka
Hiroshima Enka（ヒロシマ・エンカ） 20年の舞台経験を持つ演歌アーティスト。広島を拠点に、日本の心を歌声に込めて世界に届ける。古典的な演歌の美しい伝統を守りながら、現代の感性を織り交ぜた楽曲は、国境を越えて多くの人々の心に響く。代表作「結い髪」「紅深き唄」は、日常に潜む女性の想いを四季の風景に重ねた珠玉の作品。着物姿でのライブパフォーマンスでは、歌とともに日本の美意識そのものを表現する。伝統の継承者として、また新たな演歌の担い手として、世界中の音楽ファンに日本の情感を伝え続けている。
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