Lyric

不安定 歩き出す、歩き出す今日を 前を見る、前を向く今日も

五線譜に閉じ込めた少女は願う 鈍色のイメージ

狙い定めて引く　射抜け虚実だらけの亡霊

ツギハギだらけの本音 刹那さで風を切れ

染まってく白く眩く光れ 優しさを目指した

風前の灯火が 春颯に吹かれる

藍より青く深く沈んで 鬱陶しいあの五月雨を

朱よりも赤く燃やしてゆく 瞬間さえも超えてゆけ

不完全 現在を見る、現在を見る今日を

過去を知る、過去を切る今日も 閉じ込めた青い鳥は虚飾の檻から逃げ出す

落日へと飛び去って 何者にもなれず遠くへ

後悔の足跡を 残して次の楽園へ

止めないで君となら音楽を 止まないこの旋律を

同化して溶けてく色 不完全なままでいいよ

銀よりも重なって光って 騒々しい色の光彩が

雄弁に勝る金色に 近付いては遠のく

幾度感じた背後風に煽られる 儚く靡く少女の声は空を切って

燃え出す、溶け出す、溶け出して眠る

染まってく白く眩く光れ 優しさを目指した

今響き渡る熱と、この歌を 止めないで

止めないで君となら音楽を 止まないこの旋律を

同化して溶けてく色 不完全なままでいいよ

銀よりも重なって光って 騒々しい色の光彩が

雄弁に勝る金色に 近付いては遠のく