

君の咽喉を嵐が 通り過ぎた頃から
聞こえてはいないのだ
これで終わりなんだね 足は遠くなっても
神様を待ちつづけている
少し下がる温度で 振り返れば絵画も
とまっているようだ
熱が出た日悪夢を 見続けるみたいでも
そのまま眺められたらと
綺麗なことを 並べてあった
まるで歳を取らないように
病が治らないように祈った
ひどく痛み荒い息で熱を持っていたけど
足跡は凍っていたんだ
ほらここは冷たく思えた
この病は治ってしまうね
痛みだとか辛さだとか寄り添えなくなっても
このままで待つんだね?
凍るそこはミュージアム 君がいて
僕らの神様は飛び去った後だ
だれかが迷い込むその時に 帰るまで
一人きりじゃないといいな
僕の中にないこと 僕は気づけないから
それがとても辛いんだ
いつも腹が立ってた いつも見下していた
それすら愛しくなって
この手は取りこぼしていた
いつか大事にしていたことすら
だんだんと普通になって
どれもこれも些細なことなんて扱うんだね
街はずれ 歩けばついた
二人で通っていたけど
君も普通になってくんだ
それもそうか痛みだけで生きていけはしないから
このままで待つんだよ
凍るそこはミュージアム 君がいて
僕らの神様は飛び去った後だ
二人で迷いこんだ日のこと 僕らだけ
ずっと忘れないといいな
それはノートの端で 始まってた病だ
幼い僕が患った
歳を取ればいつかは無くなってしまうから
傷みたいに残ればなんて
少しでも並んで歩けた?
それがとても嬉しかった
最悪を救っていたんだ
記憶だけがただ光って眩しさだけのこった
「綺麗じゃなかったから」とか
「特別じゃないから」だとか
別れに理由はなかった
それら全部仕方ないと思うようになっても
それでも待つんだよ…
ただ静かなミュージアム 今はもう
その目はとうに曇っていた ほらね?
ここにいた意味は無くなってしまうけど
足跡だけ残っていた
凍るそこはミュージアム 君がいて
僕らの神様は飛び去った後だ
熱を出していた夜のこと 二人だけ
ずっと忘れないでいようよ
- Lyricist
saha
- Composer
saha
- Producer
saha
- Mixing Engineer
saha
- Mastering Engineer
saha
- Guitar
saha

Listen to The Museum of the Forgotten (feat. Chis-A) by saha
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