

ほこりをかぶった窓の奥
ページが夜にそっとめくれる
鍵のかかったドアの隙間
すり抜ける影ひとつ
棚の中眠る物語
声をなくしたまま佇む
灯りの消えた本屋で
黒い猫が夢をひらく
忘れられた詩のしおり
誰かの涙 まだ乾かない
古地図のすみに書かれた名
もう誰も読めないけれど
ふとした風に舞い上がる
記憶のかけらが胸を打つ
灯りの消えた本屋で
静かな声が響き出す
今はなき想いの欠片
ひとつずつ 光にかえてゆく
棚の上 月のしずく
黒い影はページを閉じる——
- 作詞者
神託ROID
- 作曲者
神託ROID
- プロデューサー
神託ROID
- マスタリングエンジニア
神託ROID
- ボーカル
神託ROID

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ストリーミング / ダウンロード
- 1
星降る夜の小さな旅
神託ROID
- ⚫︎
灯りの消えた本屋で
神託ROID
- 3
路地裏ラヂオ
神託ROID
- 4
フィルムの中のアリア
神託ROID
- 5
夜風ピアノと月のワルツ
神託ROID
- 6
歯車塔の夢職人
神託ROID
- 7
ガラスの手紙
神託ROID
- 8
影送りの交差点
神託ROID
- 9
ただいま、星の路地裏で
神託ROID
黒猫が歩く、星の降る夜の物語。
『星降る夜の小さな旅』は、小さな黒猫が夜の街を巡り、忘れられた記憶や誰かの想いに出会う、幻想的でノスタルジックな音楽アルバムです。
静かな路地裏、本屋の影、映写機の光、ピアノの旋律……。それぞれの楽曲が、一夜の旅の断片となって、やさしく心に寄り添います。
夢のようなメロディと、映像が浮かぶようなサウンドスケープ。
誰かの夜に、ひとつの灯りを灯せますように。
アーティスト情報
神託ROID
黒猫の囁きのように、静かに、深く心に沁みる音を。 神託ROIDは、ノスタルジックで幻想的な旋律を紡ぎ出すアーティスト。 Lo-Fi、チルポップ、トランス、サイケデリックを自在に行き来しながら、 夢と記憶の狭間に浮かぶ音の物語を描き出す。 その響きは、懐かしさと非現実をたたえた幻影。 現代と過去、優しさと影の境界を漂い、聴く人の心に寄り添う。 音そのものが語り部となり、やがて“神託”となって届く。
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