星降る夜の小さな旅のジャケット写真

歌詞

フィルムの中のアリア

神託ROID

朽ちたシートに舞い落ちる

埃と記憶が混じりあう

フィルムが軋む 誰もいない劇場

ふいに灯るスクリーンの中

黒猫だけが知っている

そこに映る面影のこと

ひとひらのキスが風になる

白黒の恋が色づいて

言葉もなく見つめ合った

ふたりの影が 歌いはじめる

回るリールの音だけが

静寂を刻むメトロノーム

「さようなら」さえ言えずに

残されたままの結末

映写機の灯が消えるとき

猫はひとつまばたきして

誰にも届かぬ恋の歌を

胸にそっとしまいこむ

  • 作詞者

    神託ROID

  • 作曲者

    神託ROID

  • プロデューサー

    神託ROID

  • マスタリングエンジニア

    神託ROID

  • ボーカル

    神託ROID

星降る夜の小さな旅のジャケット写真

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黒猫が歩く、星の降る夜の物語。

『星降る夜の小さな旅』は、小さな黒猫が夜の街を巡り、忘れられた記憶や誰かの想いに出会う、幻想的でノスタルジックな音楽アルバムです。
静かな路地裏、本屋の影、映写機の光、ピアノの旋律……。それぞれの楽曲が、一夜の旅の断片となって、やさしく心に寄り添います。

夢のようなメロディと、映像が浮かぶようなサウンドスケープ。
誰かの夜に、ひとつの灯りを灯せますように。

アーティスト情報

  • 神託ROID

    黒猫の囁きのように、静かに、深く心に沁みる音を。 神託ROIDは、ノスタルジックで幻想的な旋律を紡ぎ出すアーティスト。 Lo-Fi、チルポップ、トランス、サイケデリックを自在に行き来しながら、 夢と記憶の狭間に浮かぶ音の物語を描き出す。 その響きは、懐かしさと非現実をたたえた幻影。 現代と過去、優しさと影の境界を漂い、聴く人の心に寄り添う。 音そのものが語り部となり、やがて“神託”となって届く。

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