

風が止まり 月がふわり
誰もいないベンチのそば
鍵盤が夜を撫でる音
誰かが置いていったピアノ
ひとつまたひとつ音がこぼれる
黒猫は足を止めて
星のリズムに耳を澄ます
夜風ピアノが奏でだす
名もなき夢のワルツ
忘れかけた遠い日々
音のしずくが染めてゆく
そこにいるはずのない
白い指が踊っている
時を外れた旋律は
誰のために今響くのだろう?
猫の瞳に映る影
それはかつての誰かの面影
ただ静かに首を傾げて
終わらない夜に溶けてゆく
夜がまた歩き出す
ピアノだけがそこに残る
黒猫はふと振り返り
月に一礼して去ってゆく
- 作詞者
神託ROID
- 作曲者
神託ROID
- プロデューサー
神託ROID
- マスタリングエンジニア
神託ROID
- ボーカル
神託ROID

神託ROID の“夜風ピアノと月のワルツ”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
星降る夜の小さな旅
神託ROID
- 2
灯りの消えた本屋で
神託ROID
- 3
路地裏ラヂオ
神託ROID
- 4
フィルムの中のアリア
神託ROID
- ⚫︎
夜風ピアノと月のワルツ
神託ROID
- 6
歯車塔の夢職人
神託ROID
- 7
ガラスの手紙
神託ROID
- 8
影送りの交差点
神託ROID
- 9
ただいま、星の路地裏で
神託ROID
黒猫が歩く、星の降る夜の物語。
『星降る夜の小さな旅』は、小さな黒猫が夜の街を巡り、忘れられた記憶や誰かの想いに出会う、幻想的でノスタルジックな音楽アルバムです。
静かな路地裏、本屋の影、映写機の光、ピアノの旋律……。それぞれの楽曲が、一夜の旅の断片となって、やさしく心に寄り添います。
夢のようなメロディと、映像が浮かぶようなサウンドスケープ。
誰かの夜に、ひとつの灯りを灯せますように。
アーティスト情報
神託ROID
黒猫の囁きのように、静かに、深く心に沁みる音を。 神託ROIDは、ノスタルジックで幻想的な旋律を紡ぎ出すアーティスト。 Lo-Fi、チルポップ、トランス、サイケデリックを自在に行き来しながら、 夢と記憶の狭間に浮かぶ音の物語を描き出す。 その響きは、懐かしさと非現実をたたえた幻影。 現代と過去、優しさと影の境界を漂い、聴く人の心に寄り添う。 音そのものが語り部となり、やがて“神託”となって届く。
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