星降る夜の小さな旅のジャケット写真

歌詞

ただいま、星の路地裏で

神託ROID

白い息が夜に滲んだ

屋根の上で見上げた空は

あのときのまま

少しだけ近くなっていた

洗濯物の揺れる匂い

路地裏に差す灯りの粒

黒猫の足音が石畳をくすぐる

どれだけ遠く歩いても

どれだけたくさん夢を見ても

戻る場所の灯りが

まぶたの裏で瞬いていた

「ただいま」と言える声が

どこかにちゃんとある気がして

旅の終わりに猫は気づく

ひとりぼっちじゃなかったこと

道端の花が開いていた

見落としていた小さな色

それがあることに気づけた夜が

何よりもうれしかった

猫がくぐった路地の奥

窓の向こうに影が揺れた

誰かが言った「おかえり」が

風とともに流れていた——

遠くの屋根に星がまたひとつ灯る

  • 作詞者

    神託ROID

  • 作曲者

    神託ROID

  • プロデューサー

    神託ROID

  • マスタリングエンジニア

    神託ROID

  • ボーカル

    神託ROID

星降る夜の小さな旅のジャケット写真

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黒猫が歩く、星の降る夜の物語。

『星降る夜の小さな旅』は、小さな黒猫が夜の街を巡り、忘れられた記憶や誰かの想いに出会う、幻想的でノスタルジックな音楽アルバムです。
静かな路地裏、本屋の影、映写機の光、ピアノの旋律……。それぞれの楽曲が、一夜の旅の断片となって、やさしく心に寄り添います。

夢のようなメロディと、映像が浮かぶようなサウンドスケープ。
誰かの夜に、ひとつの灯りを灯せますように。

アーティスト情報

  • 神託ROID

    黒猫の囁きのように、静かに、深く心に沁みる音を。 神託ROIDは、ノスタルジックで幻想的な旋律を紡ぎ出すアーティスト。 Lo-Fi、チルポップ、トランス、サイケデリックを自在に行き来しながら、 夢と記憶の狭間に浮かぶ音の物語を描き出す。 その響きは、懐かしさと非現実をたたえた幻影。 現代と過去、優しさと影の境界を漂い、聴く人の心に寄り添う。 音そのものが語り部となり、やがて“神託”となって届く。

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