Lyric

君の髪の毛

君の横顔

君のマスカラのだまだま

君の声

君のわがまま

世界の果ての君の家

君の誕生日

君の温度

君のいつもの上目づかい

君の日曜日

君のプレゼント

君の好きな長電話

ネイビーのスカートの裾がビル風でゆらゆら

それを見て見ぬふりをして

僕はいつも君が自慢げにしてた黒とピンクの下着思い出す

ジーパンもシャツも空も君の顔もオレンジにきらきらして見える

夕焼けに全部飲み込まれて僕は消えてしまいたかった

夏の多摩川

君のてのひら

君の指先

君のドーナツの食べ方

君のほっぺた

君のセーター

君に貸したままのマフラー

君がはいてた黒のフリフリお気に入りのあの靴下

ベッドの横の隙間に落ちてそのまま消えてなくなった

僕はいつも君が自慢げにしてた黒とピンクの下着思い出す

君の香りゆらゆら

街がゆらゆら

脚がふらふら

街がきらきら

かげろうみたいに

頭くらくらの中探し続けた

ジャージャンもシャツもあの後ろ姿も

きらきらして思い出に見える

コンクリートに飲み込まれた地面に消えてしまいたくなる

冬の真夜中

君の香りゆらゆら

脚がふらふら

街がゆらゆら

街がきらきら

かげろうみたいに

頭くらくらの中探し続けた