線香花火はまるで二人のよう
今にも落ちて消えてしまいそうな夜ね
咲いて散る花を指で受け止めて
火傷の痕で思い出せるようにしてね
小さな約束を守るため
酔いも醒めぬまま夜の公園
できなくなった鉄棒
逆さまの世界の中で君は笑ってる
昨日まで聴こえてたはずの
蝉の声が聴こえなくなってたのは
夜だからなのかそれとも…
浮かぶ可能性に
ライターで火をつける
線香花火はまるで二人のよう
今にも落ちて消えてしまいそうな夜ね
咲いて散る花を指で受け止めて
火傷の痕で思い出せるようにしてね
その花の寿命はきっと
君の優しさの量に比例してたんだ
口づけの理由聞いても
寂しくなるだけだから
それ以上言わないで
線香花火はまるで二人のよう…
咲いて散る花を指で受け止めて…
最後の一本を見つめる二人は
夏の終わりに少し怯えながら
この季節にまだ閉じこもってたいの
煙の匂いで思い出せるようにしてね
- 作詞
小倉理江
- 作曲
小倉理江
エリカ の“線香花火”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
大阪発4ピースワンルームギターロックバンド エリカによる、耳に残るメロディーと、心を静かに見つめた歌詞
小さなワンルームで事足りるような、小さな存在である人間。そんな人間の心に広がる小宇宙を力強いバンドサウンドを詰め込んだ1stミニアルバム