線香花火とミーちゃん (女性ボーカル_ver.1)のジャケット写真

歌詞

線香花火とミーちゃん (女性ボーカル_ver.1)

a.T

出来なかったままの線香花火をするはずだった

日暮れが早くなった 小さな庭

私の浴衣姿を見て 「綺麗だね」って はにかんだ君が

草の間に 白い子猫を見つけた…

「ミーちゃん」って 君がつけた優しい名前

手のひらで ミルクを飲ませてた君

「3人で暮らそうな」って 笑ってた 言葉も笑顔も

永遠に続くと 当たり前に信じてた

あの日の夕立みたいに 全ては突然で…

けたたましいサイレンが 日常を奪っていった

「また明日」って言ったじゃない どうして…

交わしたばかりの約束も 君は守らなかった…

空っぽになった隣 広すぎるこの部屋

君が着ていたシャツの匂いを まだ探してしまう

静寂から引き戻すように 足元でミーがなく

そうだった…君が残してくれた宝物 この子がいた

ひとりで灯す 残りの線香花火

パチパチ音立てて 寂しさが燃えていく

「行かないで」って言葉は 煙と一緒に消えた

膝の上に 小さな温もりが…

震える火花を ミーが見つめてた…

うろこ雲が広がる 高い空の九月

クローゼットの奥から 長袖を引っ張り出す

季節は待ってくれない 容赦なく過ぎてく

思い出に浸るには 少しだけ肌寒い

ゴロゴロと喉を鳴らして 寄り添って眠るミー

あ、ごめん… お前がいたね ミーちゃん

君が残してくれた 泣き虫な宝物

心の隙間をそっと 埋めてくれるように

ひとりで灯すはずの 最後の線香花火

隣にはミーが ちゃんと座ってる

「さよなら」は言えないまま 夏は終わったけど

「ありがとう」って呟いた…

秋風の夜

この子と明日へ なんとか歩いていけそう

「ありがとう」って呟いた…

  • 作詞者

    a.T

  • 作曲者

    a.T

  • プロデューサー

    a.T

  • 共同プロデューサー

    ブレイブ

  • シンセサイザー

    ブレイブ

  • ボーカル

    a.T

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    線香花火とミーちゃん (女性ボーカル_ver.1)

    a.T

アーティスト情報

  • a.T

    [アーティスト「a.T」とは] 物語を紡ぐ、癒やしの音楽。 アーティスト「a.T」は、風の音や木々のささやき、夕暮れの空の色といった日常の中にある 儚くも美しい情景、そして、愛おしい人への感謝や別れの悲しみといった人生における 心の機微を、繊細なサウンドスケープで描き出す音楽家です。 聴く人の心に寄り添い、日々のサウンドトラックとなるような、どこか懐かしくて温かい インストゥルメンタルや歌唱楽曲の制作を心掛けています。 [音楽の原点] そのルーツは、幼少期からジャンルを問わず音楽に親しんできた経験にあります。 特に、小学校高学年でボーイソプラノの才能を見出され、女子生徒ばかり50人ほどの合唱部に 男子一人で参加した経験は、声とメロディが持つ純粋な美しさと、感情を伝える力を深く心に 刻みつけるものとなりました。 「いつか自らの手で音楽を創作したい」という想いは、この頃から抱き続けていたものです。 [現代の音楽家として] a.Tの創作における最大の特徴は、AIをまるで絵筆や楽器のように駆使し、頭の中にある 漠然としたイメージを具体的な音の風景へと昇華させる独自のスタイルにあります。 しかし、そのプロセスは決して容易なものではありません。 思い描く歌声、奏でたい音の響きを追求するために、結果的に生成される楽曲の 6〜7割は世に出すことなく破棄されます。 この厳格なキュレーションを経て選び抜かれた楽曲だけが、リスナーの元へと届けられるのです。 [届けたい想い] そうして生み出された一曲一曲が、聴いてくれた誰かの心に届き、 日常の小さな慰めや、眠れない夜の癒やしになること。 それが、a.Tが音楽を創り続ける最大の理由です。 あなたの物語に、そっと寄り添えますように。

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