溶け落ちた純情のジャケット写真

歌詞

溶け落ちた純情

蓮太

肌を刺す風で起こされた朝

狭くて広いアパートの角部屋で独り

囁いた

「去年の冬はこんな寒かったかな」

誰に見せるでもない寝癖

そのままにして独り家を出る

真っ白な世界に前を歩く幸せそうな2人

「今年の冬は暖かいね」「そうだね」と皮肉なのか

それともこの世界で

凍えてしまいそうなのは

僕だけなのかな

わからない

教えて

君はこの寒さを

どうやって凌いでいるの

どんなに服を重ねても

君から貰ったあのマフラーをしても

1℃も上がらないんだ

こんなに寒いままだ

今頃は君もどこかで

凍えていてくれているかな

寒さがまだ残る二月の朝

また僕のことを迎えにくる

行き止まりの日々

温もりを探していた

「わかってる」「わかってる」

結局、君を辿って生きて

「わかってた」「わかってた」

代わりの温もりなんてないよ

きっとこの世界で

凍えてしまいそうなのは

僕だけなのだろう

わからない

教えて

ねえ今も君は

元気にしていますか

素敵な人は見つけましたか

僕がずっと見てきた

あの笑顔は

変わらずにだせていますか

あの頃は純情し合っていた

2人なのに

今ではこんなにもよそよそしいんだね

君は別れ際に言っていたね

「お互い幸せになろうね」

「私の幸せ願ってね」

僕にはその約束は

果たせない全てを懸けて

本気で君を愛していたから

かけがえのない君へ誓う

これだけは約束するよ

もし、また2人出逢えた時

君が凍えていたら

僕があの頃みたいに

君を暖めるからさ

その時はそっと微笑んで

僕を受け入れてほしいんだ

一緒に居てくれてありがとう

明日から僕は僕として

「一人」で歩いて行く

純情し合った2人の時間は

この寒い街に

溶けてゆく

  • 作詞

    蓮太

  • 作曲

    EPゆうき

溶け落ちた純情のジャケット写真

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    溶け落ちた純情

    蓮太

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