薔薇と荊棘のジャケット写真

歌詞

血染メノ荊棘

いちごミルク

静寂の廃墟に 夜が降りる

砕けた月光が 壁に滲む

甘く香る薔薇の血

凍てついた刃が ふたりを裂く

白いドレスに舞う黒い影

指先を這う冷たい刃

囁く言葉は甘く毒を孕み

愛か狂気か どちらが正しいの?

涙まじりの微笑みが揺れる

その瞳に映るのは…愛?それとも…

薔薇の棘に絡め取られ

甘い快楽に堕ちていく

貴女だけを 貴女だけを

この腕に閉じ込めたくて

血に染まる誓いの夜

胸を焦がす この渇望

唇に触れたら もう戻れない

「私を抱いて…、今すぐに」

涙に濡れた祈りを拒まないで

君が求めるものは 愛なのか?

それとも壊れるほどの狂おしさか?

その手の刃を捨てても 変わらない

堕ちていくなら…共に堕ちよう?

狂おしいほどに焦がれた薔薇

貴女の手で散らされるならば

抱きしめて 抱きしめて

たとえ涙が痛みになっても

「貴女が欲しい、それだけでいい…」

薔薇の棘に絡め取られ

甘い快楽に堕ちていく

貴女だけを 貴女だけを

この腕に閉じ込めたくて

血に染まる誓いの夜

夜風が運ぶ 最後の囁き

「ねえ…、愛しているでしょう?」

  • 作詞者

    いちごミルク

  • 作曲者

    いちごミルク

  • プロデューサー

    いちごミルク

  • ボーカル

    いちごミルク

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『薔薇と荊棘』——美しき薔薇の棘に絡め取られたら、もう逃げられない——
漆黒の街に隠された秘密のバー〈ルナ・ノクターン〉。そこは、欲望と絶望にまみれた者だけが辿り着く場所。赤いワインが揺れるグラスの奥、甘美な囁きと退廃の香りが漂い、訪れた者たちは抗いようのない魅惑に絡め取られる。
バーに咲くのは、美しく妖艶な"薔薇"たち。彼女たちの微笑みに触れた瞬間、男たちは理性を捨て、女たちは誇りを忘れ、ただ堕ちていく。柔らかな指先に誘われ、唇に触れた者は、二度と戻れない。官能と狂気の狭間で囁かれる愛の言葉は、甘美な毒に変わり、逃げ場のない檻となる。
愛を求める者はその身を捧げ、快楽を追う者はすべてを失う。血と涙の契約を交わし、最後には、ただの"飾り"としてバーの一部となるのが運命。〈ルナ・ノクターン〉の扉が開くたび、新たな犠牲者が、その深紅の牢獄に引きずり込まれていく。

アーティスト情報

PinkNokko's

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