薔薇と荊棘のジャケット写真

歌詞

紅鏡ノ幽獄

いちごミルク

静かに揺れるキャンドルの灯

甘い香りに誘われて

映る影が震えるたび

心は深く溺れてく

指先が触れるたびに

何もかも奪われてく

瞳の奥に映るのは

愛か それとも罠なのか

鏡の向こうで

囁く声が

逃げ場をなくして

誘うように

愛してるなんて言わないで

その唇がすべてを狂わせる

触れたら最後 抜け出せない

夢のような檻の中

光のないこの部屋で

君の微笑みだけが真実

だけど手を伸ばすたびに

形を変えて消えてゆく

鏡の向こうに

閉じ込められて

もう戻れないと

気づいたのに

愛してるなんて言えなくて

この身体が溶けるほど求めても

交わることのないまま

ただ映るだけの影

甘い吐息が

首筋をなぞる

もうすべてを

捧げてしまえたら

この世界にいられるの?

鏡を叩く音が

夜の闇に消えて

響かない声だけが

静かに揺れる

愛してるなんて言わないで

この瞳に映るのは幻か

触れたら最後 戻れない

君の愛に閉ざされたまま

静かに揺れるキャンドルの灯

甘い香りに包まれて

映る影が震えるたび

心は深く溺れてく

  • 作詞者

    いちごミルク

  • 作曲者

    いちごミルク

  • プロデューサー

    いちごミルク

  • ボーカル

    いちごミルク

薔薇と荊棘のジャケット写真

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『薔薇と荊棘』——美しき薔薇の棘に絡め取られたら、もう逃げられない——
漆黒の街に隠された秘密のバー〈ルナ・ノクターン〉。そこは、欲望と絶望にまみれた者だけが辿り着く場所。赤いワインが揺れるグラスの奥、甘美な囁きと退廃の香りが漂い、訪れた者たちは抗いようのない魅惑に絡め取られる。
バーに咲くのは、美しく妖艶な"薔薇"たち。彼女たちの微笑みに触れた瞬間、男たちは理性を捨て、女たちは誇りを忘れ、ただ堕ちていく。柔らかな指先に誘われ、唇に触れた者は、二度と戻れない。官能と狂気の狭間で囁かれる愛の言葉は、甘美な毒に変わり、逃げ場のない檻となる。
愛を求める者はその身を捧げ、快楽を追う者はすべてを失う。血と涙の契約を交わし、最後には、ただの"飾り"としてバーの一部となるのが運命。〈ルナ・ノクターン〉の扉が開くたび、新たな犠牲者が、その深紅の牢獄に引きずり込まれていく。

アーティスト情報

PinkNokko's

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