Lyric

嗚呼

知らぬ間に蝕まれ気づけばもうすでに

張り詰めた糸は切れ急激なる衰弱

傷み行く身体の苦しみは凄絶

伝える事の出来ない

余命への宣告

嗚呼

突如として見え始めた 永遠の別れ

無知の中にもがく延命への方途

まだ寄添い居たいと願う切望からの隠蔽

真実を覆い 慰め見つめる日々

傍にまとわる絶望と恐怖

耐え難い現実

広がり続ける影が

嗚呼

助けられる術を 生き長らえる道を

願い探し続け絶望へと下る

無情なまでに日々は過ぎ

残酷なる現実

生きたいと願う気持ちは

拒絶され続け

まばゆき追憶 喪失への焦り

悲痛 苦悩

哀哭を隠し続け

未だ生きろとすがる遺される者の我執

管だらけに繋がれその時を待つ昏睡

静かなる決断は 失う為の覚悟

隠し耐え続けた

涙 溢れ

嗚呼

願いは尽き果て 突きつけられたこの無力さと

助けること叶わず 終わり行く姿を

ただ見つめ 忘れる事の出来ない

同じ時を分かち合い 共に過ごしたあの日々と

二度と見れないその表情を

二度と聴けないその声を

嗚呼