歌詞

ただその色に染まる

それだけ自分を知らない

あいつの分まで偉そうに請け負ったつもりになって

それで悲劇のヒロイン気取って

こんなありがちストーリーいったい誰が見に来るんだろう

自分のことを凡人と言うあの子はこの目には輝いた

自分のことを「こんな私」と歌うあの子は確かに鼓動を

確かにこの感情を揺らす

なんでも人の目から始まる

四角い箱に映し出された

他人の人生

まるで映画のように見えた

地を這う蟻も 猫背の背中も

世渡り下手な葛藤も

ただ、その輝きは誰のものでもない

君自身のもの

空想と現実

見境いなく

綺麗に進む人生なんて

まるでC級

練習途中を見せられてるみたい

なんでもない日々を切り取ったって

紆余曲折 起承転結

そんな　映像になるのかな

人を突き動かすような

なにかと見える言葉繋げただけのこんな人生

それもそんなに悪くないだろ

自分が決めたことそれが全てだったんだ

地を歩く蟻も　背伸びした空も

碌で無しのこんな意地も

ただあの映画のような輝きは

君自身のもの

君自身だけのもの

今までの雄弁なその人生を

全てを包み込むエンドロールに乗せて

明日もまた

生きよう