えほんのせかい2のジャケット写真

歌詞

灯台

ムシぴ

バス停で途方に暮れた僕

浦賀行走り去ってくバス

見えなくなる

そんな僕を

たったの一瞥しただけで君は

海を眺めてる

何を描いているんだろう

4等 円 フレネルの目は

決して大きいわけじゃないけど

閉じることはない

15秒2つの光は

何処かで小舟と出会い

振り返るとそこに

懐かしい町の鼓動

誰の帰りもないのだけど

そんな虚空を照らすと

君は決まって

おかえりをするために瞬きをした

闇を纏った白亜塔の

人知れず灯す夜は

決して無駄なんかじゃなく

僅かにも明るく見えたんだ

虚しさをこの海に溶かして

貝殻の囁きを聴いてた 夜に染まる

海を臨み

優しく微笑む姿見ていたい

白い貴婦人は 煩悩を放棄していた

決して便りはないのだけど

確かなその誰かへと

君は無心に水銀槽の上

帰りを待っていた

闇を纏った白亜塔の

映し出す淡い夜は

まるで幻想のようで本当の

ココロの色して

「いる」と「いない」

「来る」と「来ない」

「必要」と「必要じゃない」

そんな難しいことなんかじゃなく

知らない誰かを 見えない誰かを

夜に沈む誰かを愛せるか

何故か明るく感じられた

夜の海に差す光

項垂れた頭を上げてみれば

ひとりの白亜塔がいた

誰の帰りもないのだけど

ひとつの灯りの夢を

君は決まって 愛しいと思った

描いた小舟を

海に重ねては

  • 作詞

    ムシぴ

  • 作曲

    ムシぴ

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アーティスト情報

スタジオむしぴっぴ

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