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判じやすい恋心乗せた短い文章を
電子の海に放って様子を見ている
勘違いさせてごめんねって
言う準備しながら
隠せていない下心を毎晩慰めて
感じやすい身体の先にある倦怠感に
思い切って飛び込んで
結局泣いている
あなたと最後に会った時の事
思い返しながら
聞き分けない感情で
ぐちゃぐちゃになって
ああ
「素直になりたい」なんて
思ってもいないことを
ああ
鏡を見るのも恐ろしい
あたし
卑怯者でした
お互いの言葉を引用して耽る行為に
充足感を覚えるなんて
演技もいいところ
「心が手に入らないならば
せめて…」
なんて
三文小説のお決まりで笑える
時間旅行ができるような
気持ちになったり
それが妄想だって気づいて
馬鹿みたいに嘆いたり
取り返しのつかない短い人生は
ダンスフロアの熱狂で
ぐちゃぐちゃにやって
ああ
「遠くへ行きたい」なんて
月並みなせりふ頼りに
ああ
今日も逃げ場を探してしまう
あたし
卑怯者でした
ああ
「幸せになりたい」なんて
願ってもキリが無いんだ
ああ
籠の中でしか生きられない
あたし
卑怯者です
分かっているだろう!
ああ
「神様助けて」なんて
不幸だけ見せびらかして
ああ
叶わぬ夢にこそ酔っている
あたし
卑怯者でした
- 作詞者
離想宮
- 作曲者
離想宮

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卑怯者でした
離想宮
アーティスト情報
離想宮
離想宮(りそうきゅう) 作詞・作曲・編曲・歌唱・映像・アニメ・絵・劇伴・人形制作などを全てひとりで手掛ける異色のアーティスト。 自作を「闇のみんなのうた」と銘打ち、1 曲ごとに違った音楽性を纏うジャンルレスな楽曲群、人間の感情を鋭く描いた歌詞、可愛らしいながらもどこか毒のある MV のアニメーションやアートワークが特徴。 「離想宮」という名前は、自作曲に関わる作業を全て一人でやるという実態のもと、フランスの建造物「シュヴァルの理想宮」へのリスペクトを込めてつけられた。 本人名義の作品に加え、お笑い芸人「滝音」単独ライブの主題歌やインディーゲーム「青十字病院東京都支部怪異解剖部署」の主題歌の提供、吉本芸人(ロングコートダティ、ニッポンの社長、マユリカ、瀧音ら)のメンバーで結成されたバンド「ジュースごくごく倶楽部」のアートワーク・MV 制作、アートギャラリーのポスターデザインなど多岐にわたり活動を行っている。 昨年12月にリリースしたSG「アンタと同じ地獄に堕ちようか」は早くもYoutube再生回数100,000回を超え、インターネットの音楽シーンで注目されている。
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離想宮