Lyric

夏の通り雨の中で 僕ら闇雲に出会った

小さな遠飛行

この窓が 君の頬が 乾くその日までの

雨宿りだ

夏なんて 愛なんて 暑苦しいね

分かり合う事なんて 面倒くさいね

僕と君と同じさ

似たもの同士

やまない やまない 雨の夜だから

今夜は側にいてよ いつものように

いつものように終わりたいの

泣けない 泣けない 最後の雨なのに

ねえ 側にいるのに 訳が必要なんて

可笑しいね これじゃ やどり雨

君の好きなテレビ見よう

パスタを茹でているから 何観るか決めてね

今夜くらい 笑っていようよ

黒い画面が映す くたびれた二人も

僕らは大人に もう一度なって

正しく 正しく 笑っていくの

最後にズルイ話

夏が好きでした

やまない やまない 雨の夜だから

この感情に名前なんて つけないでね

いつものように 笑いたいの

泣きたい 泣きたい 雨に変わるのは

この痛みこそが 全ての答えなの

どうして言える さよならを

雨上がりの道を行こう

どうか見送らないでね 動けやしない

蝉の声が 雨のように

伝えたい言葉が 雨のように

降り止まない

やまない やまない 雨が上がるから

正解も不正解も まるで用はないの

いつものように いられないよ

泣かない 泣かない 背中越しの空

ああ 側にいるのに 訳が必要だった

ごめんね 僕は やどり雨

ああ 雨が終わる 夏が終わる

恋が終わる