Baby Blues - Bluesy Sleeping Music by Dream House

哀愁と喜びが同居する人類の普遍的な音楽への愛が生み出したジャンルをピアノで楽しむ。音楽は、その楽器編成やアレンジにより、多くのジャンルに分けられる。その中でもブルース(本来は「ブルーズ」だが、日本では「ブルース」と呼ばれることが多い)は、人種の違いを理解し合う中で生まれた音楽といっていいだろう。その起源は、19世紀後半頃にアメリカ南部の黒人の間で歌われていた慰霊歌・労働歌で、「悲しみ」を意味する「Blue」から命名されたといわれている。その後、20世紀初頭に白人のW・C・ハンディが、黒人のブルースの演奏を楽譜に起こしたことがブルースのスタートとされた。今作『Baby Blues - Bluesy Sleeping Music』には、悲しみの中に希望を見出すようなメロディラインが満載。ピアノのソロ演奏だからこその、深みを感じてもらいたい。