歌詞

窓を透かして 飛び込んだ太陽の

熱に溶かされ まだ君を待っていた

あの丘の先の海が見たくなって

駆け出して影さえも

忘れてしまうけど

いつしか僕らは 失う事に慣れて

ただ先を急いでいた

日に日に何かを削り取られて

何気ない会話で誤魔化す様になって

あの丘の先の海が見たくなって

今では名前さえも

思い出せないけど

僅かな迷いを 振り払うかの様に

ただ先を急いでいた

あの丘の先の海が見たくなって

いつかは この思いも

忘れてしまうけど

そのうちに波が 心を飲み込んで

ただ夏が過ぎていった

窓の外には 澄み切った太陽が

何処にも行けずに 錆びついた今日