君の街を目指そう
思い出は
何処までも無傷なままで
僕の靴は未だ新品で
やっと歩き始めたよ
夏の橋を越えた その向こう
干からびたアスファルトを
踏みしめて
蜃気楼みたいな この気持ち
それでも足は動くだろう
僕の足を止めるのは
今は信号機だけなんだ
曇り空
夕焼けの匂い
揺れる名前も知らない花
もうすぐ今日が終わる
手を振ったよ “さようなら”って
君に出来なかったけれど
懐かしい匂いで 瞑ったこの目は
見えないものばかり映してく
失くした時計とか
もうない星とか
いつかの君の涙とか
裏側ばかり覗いて
向き合わなかった日々を越えて
雨上がり
虹のない世界
それでも輝いて見えたんだ
こうして今日も続く
君のいない僕の世界
君といた僕の世界
2人乗り 自転車
追い越したバス
橋の上 フェンス越し
知らない街灯り
帰り道 繋いだ手
緩い靴紐と
一緒に解けていく
雨の日も
夕焼けの日も
君といた事を思い出す
動く足
動かない思い
全部連れて歩いて行く
君のいない街の
君と帰った道を
流さないようにしていた涙が
干からびたアスファルトに溢れたよ
磨り減ったけれど 新品の靴で
君の街を 通り過ぎていく
- 作詞
福島直季
- 作曲
福島直季
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アーティスト情報
DOGZAURUS
2000年代ギターロックを土台にした、感情的な演奏とメロディー、物語性のある歌詞。 化石を掘り出す様に、あなたに見つけてもらいたいロックバンド。
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