お別れの時を 今 見つめてる
方舟に乗れなかった ぼくらの
醜さも 美しさも 乗せたままで
流れゆく あの舟は どこに向かうの
終わりを 見つめる その瞳に
醜さは 美しさは どう映るの
時間に記憶が 沈み出して
持ってた約束と はぐれていく
彷徨う狭間で 笑った事
乗せない 方舟は どこに向かうの
知る人はいないだろう
目指す場所もないだろう
それでも
方舟は 終わる世界の上
振り返らずに進むでしょう
そして 終わりを運ぶ星が
今 ぼくらを過去にして
跡形をここに遺して
消えるでしょう
夏の終わる音
星の様に冷たい手
どれひとつ乗せずに 方舟は
遠くなるだろう
恐竜も 好きな花も
ぼくらのこの歌も
乗せずに 舟は漕ぎ出していく
“遺すべきもの”には
選ばれなかった
ぼくらの未来を
ここに埋めておこう
方舟は終わる世界の果て
こぼれ落ち 何を残すの
今 消えゆく
ぼくたちは 終わる世界の中
振り返ろうと進むだろう
濁流の中
方舟が辿り着いた 世界できっと
誰かが ぼくらを
見つけてくれるでしょう
綺麗と言った夕陽も
醜く見えた自分も
化石になっていく事
ぼくらがここにいた事
乗せない方舟を ぼくらは
見送るだろう
- 作詞
福島直季
- 作曲
福島直季
DOGZAURUS の“Noah's ark”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
アーティスト情報
DOGZAURUS
2000年代ギターロックを土台にした、感情的な演奏とメロディー、物語性のある歌詞。 化石を掘り出す様に、あなたに見つけてもらいたいロックバンド。
DOGZAURUSの他のリリース