Lyric

溜め池の中に赤いゴムボール　落としたあの子がフェンスを超えた

僕はまだ間に合うか

彫刻埋もれた古いオルゴール　物置の中で湿気を浴びた

僕はまだ間に合うかな

誰かに守られた日々を忘れてく日々　気温の変化で記憶が揺れる

僕はまだ間に合うかな

言葉よ時代の変わり目の嵐をくぐれ　光より早く未来を照らせ

僕はまだ間に合うか

由来のわからぬ安いアルコール　手にできるものからさらっていった

僕はまだ間に合うか

人に身が匂う甘いラブコール　これはいい夢だなと軽く去なした

僕はまだ間に合うかな

誰かに愛された日々を忘れてく日々　気圧の変化で記憶が緩む

僕はまだ間に合うかな

言葉よ自らの姿をいく度も変え　涙より早く地面を濡らせ

僕はまだ間に合うかな

本当は譲れない気持ちもあったけど

信じてみるよ　君ならば間に合うから

僕じゃなくっても

ずれてく過ちの悪意を穿て

あの子を抱きしめる両腕となれ

君ならば　間に合うから

言葉よ　涙より早く地面を濡らせ　光より早く未来を照らせ

君ならば　間に合うから