手遅れ/うつつのおわりのジャケット写真

歌詞

うつつのおわり

SAYONARA HATE TOWN

散らかったままの部屋、

片隅の布団の中。

微睡んでは醒めてを

繰り返して眠れぬまま。

いつだってそうだった、

合図を逃して後の祭り。

うだつは上がらぬまま、

面倒だな、面倒でしょーがない。

蹲ったまま嘆いて、

起き上がることさえ億劫。

両の手をそっと重ねて、

夢の始まりを待つ。

例えば少し贅沢をして、

値段も見ないでお買い物。

それだけで幸せだったのに、

気づけば笑えもしない。

何気ない言葉、

仕草や声色が棘みたいだ。

優しくない世界を

呪った振りをして、

一つだって遺せない、

空っぽはあたしだって

気づいていた。

左手首の傷口から、

溢れた水色の欲求。

バスタブの底で乾いて傷んだ。

あたし何もかも全部忘れて、

素直になりたかっただけ。

両の手をぎゅっと握って、

また1人だ、さよならも言えない。

孤独を愛した振りをして、

「寂しくない、痛くもない」

悪戯に哀を注いで、

1人呟くの「ごめんなさい」

まだ夢が始まらないから。

  • 作詞

  • 作曲

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2022.05.20 OUT!! SAYONARA HATE TOWN 2nd Digital Single
「手遅れ/うつつのおわり」
全3曲収録の今作は五味誠(sphere/wipe/ZEPPET STORE)レコーディングのもと制作。
リードトラック「手遅れ」は今後のSAYONARA HATE TOWNを代表する一曲となる予感を感じさせる。
また「うつつのおわり」は退廃的な世界観を感じさせるミドルテンポの楽曲。終盤の展開は必聴。
またカップリングとして「spell」を再録。初期のころとは変わったアレンジで収録されておりバンドの成長を感じさせる一曲になっている。

アーティスト情報

  • SAYONARA HATE TOWN

    2019年5月始動。 「自分の為の音楽を」を信条に内向的な精神を音楽にのせて一方的に投げつける男女混成3ピースオルタナティブロックバンド。 ボーカロイド楽曲をはじめとするインターネット音楽と内向的なマインドの強いオルタナティブロックをバックボーンに、ポスト、マス、エモを踏襲した緻密な曲の上に切なくも力強いメロディを乗せた楽曲を構築している。 東京都吉祥寺を中心に活動中。 ​

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