Lyric

まるではぐれるように　ほどけた温もり

待ち合わせした場所に　君はもう来ない

夏の終わりの匂いがすれば

君と過ごした日々すら幻

僕らにバイバイなんて似合わないよ

二人の未来を語りたいよ

南風が吹いても もう元には戻れない

それでも曖昧なんて味気ないよ

永遠だってかまわないと

ちゃんと伝えられたら

今も君はここにいてくれたかな

夕焼けに染まっていく浴衣姿と

楽しそうな横顔 焼き付いたまま

知らず知らず　宵の花　咲いて

降り出した雨に打たれ　散っていく

あれから　何年前の夏祭りを　何遍(なんべん)だって繰り返した

季節が行き過ぎても　あのオレンジが褪(あ)せないよ

今さら逢いたいなんて言えないから

再会だって叶わないよ

すべて輝いていた あの日のように

笑えたらいいのにな

冬の朝も 秋の木漏れ日も

遥か彼方の 蝉時雨の中

僕らにバイバイなんて似合わないよ

二人の未来を語りたいよ

南風が吹いても もう元には戻れない

それでも曖昧なんて味気ないよ

永遠だってかまわないと　ちゃんと伝えられたら

今も君はここにいてくれたかな

あの日のように笑えたらいいのにな