歌詞

十字架を背負った彼女 街路樹を歩いていく

水色の薫りを閉じ込めて

まだまとわりついている ミラーボールの光

舞踏会の続きが 心残りなの？

空白の街も色めいて いっそ零れ落ちてよと

数多の思い出を抱えて ただ美しく待つ人々

こんな結末だったなら 街を白く染め上げて

どうでもいいことって分かってはいるけど

箱には 回るレコードと枯れた花束だけ

いっそのこと全部 海に溶かしてしまおうか？

ラスト・ラストダンスを始めよう

綺麗な模様って 呟きながら

有り余る心を 溶かし込んで

飲み干した 俺の目に映るのは

ただ残る 甘すぎる言葉のかけらだけ

どうせ最後だったなら 街を白く染め上げて

どうでもいいことって分かってはいるけど

部屋には 歌えなくなった 俺1人佇む

いっそのこと全部 海に溶かしてしまおうか？

ラスト・ラストシーンの続きはない

空白の街 そこに映る俺は何を見ている？

知らない海に反射する

知らない風景をただ見つめる

想像以上の 解像度で焼き付く

なびくコート そっと俺を撫でていく

喧騒に飲まれてく 誰にでもよくある話