Diary
おやすみが朝を連れてくるように
とりとめないことでも
持て余していた日記が
埋まっていく 君となら
最後の一口でさえも春の匂いも
言いかけた言葉も
ここにあるすべて
欲しがる君を欲しくなった
君と僕だけの世界で
噛みつきあって 馬鹿になる
どんな嘘をつけば良かった
さよならの中で
運命のフリをしてしまった只の偶然も
守れない約束も
君を通して覗きこんだ世界が消えるなら
さよならは何を連れてくるだろう
未読にした想いなら
無邪気に綴った日記が
またほら
見つけてしまうから
君が僕だけに染まって
なんて想像して嫌になる
どんな顔をすればよかった
鏡のない場所で
空をなぞって
呼ぶ声は雨音に掻き消されて
絡んだ指が離れて
取り返しのつかない朝がまた登ってくる
苦痛が消えていく それすら拒んでいる
優しい過去に守られて
二人だけの世界で
迷子になれたら
君と僕だけの世界が
痛みのない痣になる
「明日があるせいで今日が
終わってしまうね 」と言った
そして僕だけの世界で
白いページは続いていく
どんな風に思えばいいんだろう
さよならと書いて
また消した
- 作詞
Payao
- 作曲
Payao
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
ENDLESS REPEAT
Payao
- 2
脆弱
Payao
- 3
Birthday
Payao
- 4
SIDE CAR
Payao
- 5
Mosquito
Payao
- ⚫︎
Diary
Payao
- 7
Everything is love to fall again
Payao
- 8
Rainy Dance
Payao
Payao 2nd Album [SIDE CAR]
アーティスト情報
Payao
京都を拠点に「言葉ジャンキー」として活動。 音楽や詩を中心に様々なメディアで言葉を発信し、独特な視点で日常を切り取るセンスにはファンが多い。 2021 年に出版した紙のお香で作られた燃やす写真付き小説「燃やす写真集: 金木犀」は若者を中心に大きな話題を呼び、完売となる書店も出たほど。 最近は京都中の銭湯を廻り、サウナの中で新しい言葉を考えるのが趣味なほどのサウナ通である。
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