メタフィジカル・メタバースのジャケット写真

メタフィジカル・メタバース

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【《WHITE HORSES》は美しい。】


TLS Records から、第2弾シングル、『メタフィジカル・メタバース』(Metaphysical Metaverse)が配信された。

これからメタバースを描いた楽曲、小説、映画などが次々と世界中で発表されるだろうが、ザ・レディ・シェルターズは、新モードに突入したと思われるRHYTHM隊の奏でるSOUNDの上に、考え得る限りの多角的、及び最初から最終地点までの〈メタバース・AI と人類との関係性〉の果ての世界、を既に此処に、《極めて抽象的、且つ象徴的》に表現し尽くしてしまった。

いやいや、それは言い過ぎだろう、、と皆さんは思うかもしれない。
しかし、私は先日、マスタリングを終えたばかりのNEW-ALBUMを、スタジオで青野時空氏から聴かされたのだった。
アルバムの流れで『メタフィジカル・メタバース』を聴くと不思議な事に、楽曲が全く違った深みと立体感を持って目の前に立ち上がって来る。
時空氏は先月、私の再三にわたる説得にも頷かず、今回はALBUM全体を配信しない、と言っていた。

その理由が特に冒頭の曲、『セレブレイト 1969』(CELEBRATE 1969)と、6曲目、『天使を讃美する歌』(Faraway Fairlady Venus)を聴くと、一目瞭然でワカル。
いまだ文章では表現し得ないが、私が先日《ヴィンテージ且つ未知のサイシン》と言っていた意味も、この2曲を頭の中心に置いて、アルバム全体を聴いて貰えれば分かって頂けるだろう。

また、ALBUM全体を配信しない、別の系統の理由としては、ロックンロール本来のDYNAMICSを、1970年代バリに表現する為に《波形の黒羊羹・延べ棒化》を避けている、という事があるだろう。
それゆえ我々は、数十年前に戻ったかの様な気持ちで、アンプリファイアの目盛りを、ニサン、或いは、ゴロク程、上げなくてはならない。

【其処で起こり得る魔法の源が、確かに此処に有る】

【《WHITE HORSES》は美しい。】

私はイジェクトボタンを押して出てきた、白いマスターCD-Rをシゲシゲと見つめながら、まるで、1982年に初めてCDという新媒体を触った時のような不思議な気持ちになった。

私は青野時空氏の顔を見上げ、その表情から、この不思議さ、の答えを読み解こうとした。

しかし表情から読み解ける訳もなく、我々は繰り返し、このアルバムを聴き続けるしかない。
解った事と云えば、ザ・レディ・シェルターズの《悲願の達成のハジマリ》が、TLS Records の発足と今回の最新4thアルバム《WHITE HORSES》の完成だった、という事だけだ。

Kento氏と吉田アカリ氏によるRHYTHM隊が今回のアルバムで達成した偉業、そして、美月氏について書くスペースが、もうない。

でも、『メタフィジカル・メタバース』のジャケット写真の美月氏の美しさ、をご覧いただければ、もう、私の出番は無いはずだ。

ロックンロールの化身は確かに令和の此の世にも降臨したのだ。

この4人には魔法がかかる。
この4人には夢を持てる。


2023年4月

ロックンロール愛好者
ホワイト・フォース・ジュニア

アーティスト情報

TLS Records